海外への事業展開を図るうえで,電力の安定確保は重要な要件の一つ。特に新興国では,電圧変動や停電などが頻発するケースがあり,精密加工をおこなう生産設備においては,常に安定した電力供給が求められます。
年に数回発生する瞬低などの電源トラブルは,しばしば工場のライン停止の原因となります。食品加工機器が停止すると,生産途中の食品の破棄に加え,機器の清掃や除菌など,再稼働するまでに,多大な工数が必要になります。
半導体製造装置では,国際的なガイドラインとして改定され続けているSEMI規格を準拠することが求められています。しかし,CEに適合した日本製の瞬低対策装置がありません。さらに高調波対策も求められるので,CE適合のアクティブフィルタも別に準備しなければなりません。
一般的な瞬低対策装置のほとんどは無瞬断でバックアップしますが,実は,2msec程の瞬断が起きることをご存知でしょうか?わずかな瞬断があるということは,スイッチのOFF/ONが起きていますので,これに伴う大きくなサージ電圧が発生する可能性があります。これにより他の電気機器に誤作動を起こすリスクが出てくるのです。
しかし,「SANUPS C23A/C33A」でしたら,下記のように完全無瞬断(0msec)のためそのリスクを抑えられます。
一般的な瞬低対策装置は例えば30V不足したらその分の電圧を1秒間補う瞬低(瞬時電圧低下)対策はできますが送電線などの故障により瞬間的に電圧が0Vになる瞬停(瞬時停電)が起きますと1秒間のバックアップができないものがほとんどです。(0.3秒など)「SANUPS C23A/C33A」なら電圧が0Vになる瞬停(瞬時停電)であっても1秒間のバックアップができます。
設備機器から発生する高調波電流を双方向インバータでキャン セルし,「SANUPS C23A/C33A」の入力電流波形を正弦波にします。これにより,歪みのない電流波形になるので「SANUPS C23A/C33A」から商用電源や他の機器に影響をおよぼしません。また,力率改善も同時におこない力率を約1.0にします。
海外への事業展開を図るうえで,電力の安定確保は重要な要件の一つ。電圧変動や停電などが頻発するケースでも,常に安定した電力供給が求められます。
瞬低によるジュール加熱装置の停止を防いだ食品加工メーカーS社の導入事例,瞬低対策事例
頻発する海外の「瞬低」「瞬停」を解決した工作機械など各種FA機器の製造販売を手掛けるP社の導入・解決事例