
情報収集を続けていたE氏は,訪れた太陽光発電関連の展示会でパワコンを出品していた山洋電気の営業担当者に相談してみました。
山洋電気の担当者はE氏より課題を詳細にヒアリングした後に,100kWパワコン「SANUPS P83E」を使用することで解決が図れると提案しました。
「提案してもらったモデルは標準で直流入力を最大6回路備えているので,集電箱が必要なくなるとのことでした。6回路で使用した場合,パワコン入力側の接続線は38mm2で済むことがわかりました。
実際に積算した結果,集電箱が不要となり配線ケーブルの線径が小さくなった分,設備コストを低減できることがわかりました。また,ケーブルの取り回しが簡単になるので,作業員の人数削減だけでなく,作業時間も短縮され,作業工数も2/3程度に抑えられることがわかりました。」(E氏)
F社はちょうど構築作業を進めていた300kWのシステムにSANUPS P83Eの採用を決定し,材料費・工数削減を同時に実現させることができました。E氏は続けてこう述べます。
「今回構築したシステムには,太陽光発電システム状態監視サービス『SANUPS NET』も使用することにしました。インターネットを通じてパソコンやスマートフォンから,発電状況やシステムの状態を遠隔監視できるので,故障などにより発電量が低下することを最低限に抑えることができます。」(E氏)
さらにE氏は,今後のシステム構築において,太陽電池の発電量に応じて,自動で最適台数のパワコンを運転する「台数制御機能」に注目しています。
「発電量が少ない朝夕や曇りの日には,パワコンの運転台数を制御することで効率向上を図ることができるそうです。また,パワコンに不具合が発生した際には当該機器を切り離し,残りのパワコンのみで発電を継続できるので,故障時に売電ゼロになるリスクを回避し,売電を継続できるというメリットも期待できます。今後は,こういった機能も活かし,お客さまにメリットのあるシステム構築をしていきたいです。
今回,山洋電気にはパワコンの供給だけでなく,システム構築や運用に関するさまざまなアドバイスをいただき感謝しています。山洋電気とは今後もじっくりとお付き合いしていきたいと思っています。」(E氏)