
解決事例
医療用検査装置の測定精度を保ちつつ,小型化を実現したい!
モータの発熱を抑えるカスタマイズとは!?
医療系検査装置メーカーJ社(従業員数:約500名)
厳しい開発スケジュールと課題を複数のメーカーに相談したW氏は,そのなかの一社である山洋電気の提案に着目しました。
山洋電気の担当者は,早急に現行のモータと同じ仕様の評価用サンプルを手配しました。
「まずは,現行のモータが置き換えできるか,短納期納品サービスで用意できる標準品で評価してほしいとのことでした。」(W氏)
数日後,W氏はさっそくモータの置き換え検証をおこないました。結果として,振動・騒音,トルクなど,基本的な性能は十分であると評価しました。
「課題であったモータの発熱については,モータの巻線仕様をカスタマイズすることで抑えられるとの提案をいただきました。
さらに,シャフト加工のカスタマイズにより装置の部品点数を減らすことができ,機構の簡素化と小型化の実現と,工数の低減も期待できました。」(W氏)
カスタマイズの結果,モータの発熱が低減し,装置の小型化を実現しながら,安定した測定精度の保持を実現しました。
こうしてJ社は,山洋電気製2相ステッピングモータ「SANMOTION F2」の正式採用を決定。数ヵ月後に無事に新モデルの開発を終えました。
「このようにモータのカスタマイズまで提案してくれたのは山洋電気だけでした。無事に装置の改善に成功したのは,山洋電気の高い技術力とノウハウ,および親身なフォローのおかげと感謝しています。今回だけに限らず,これからもいろいろ相談に乗ってもらいたいと思っています。」(W氏)