TECH COMPASS
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解決事例
医療用分析器の小型モデル開発。現行ファンの流用では発熱が課題に…

ファンの置き換えメリットを生かし,冷却性能と騒音低減を両立!

医療用分析器メーカーK社(従業員数:約400名)

Solution
解決策・効果

PWMコントロール機能で回転速度を最適に制御。待機時の騒音レベルを18db低減!

情報収集を続けていたH氏は,付き合いのあった山洋電気に問い合わせることにしました。H氏が開発の現状を伝えると,山洋電気の担当者からPWMコントロール機能つきのファンを提案されました。
「PWMコントロール機能は,回転速度を制御して,最適な風量に調整することができます。その結果,必要なときに必要最低限の冷却制御をおこなうことで,消費電力の低減や装置の低騒音化が実現できるそうです。この方法なら,ファンのサイズを変えずに騒音レベルを低減できます。」(H氏)

K社ではPWMコントロール機能を使った制御の実績がありませんでしたが,提案を受けて,まずは実機で評価をすることにしました。
「コントロール基板を作るのは初めてで不安もありましたが,山洋電気ではPWMコントローラもラインアップしているという説明を受けて,安心できました。PWMコントローラを選択肢に置きながら,まずは社内で試作をしてみることにしました。」

実機評価の結果,期待していた冷却性能を確保することができ,コントロール基板も社内で設計することができました。

「PWMコントロール機能で制御することにより,待機時の騒音レベルを18db低減ができました。今回PWMコントロール機能を使ってみて,騒音対策として非常に有効であることが分かりました。」(H氏)
こうして,新モデルの製品化にこぎ着けたK社。PWMコントロール機能のノウハウを今後の開発にも生かせそうだと語ってくれました。

効果
  • PWMコントロール機能で回転速度を最適に制御。待機時の騒音レベルを18db低減。
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