
解決事例
業務用IH調理器の小型化には軸流ファンのサイズがネックに
ブロアへの置き換えで装置の小型化を実現!?
業務用厨房機器メーカーO社(従業員数:約200名)
業務用厨房機器の製造・販売を手掛けるO社。このほど業務用IH調理器の新モデル開発に乗り出しましたが,いくつかの技術的な課題に直面していました。O社技術開発部のE部長はこう語ります。
「開発中の新モデルでは,既存モデルより大幅に小型化することが必須条件でした。IH調理器内部の熱を排出するために軸流ファンを搭載していますが,小型化のためにはファンの高さがネックとなっていました。そこで,新モデルでは高さを抑えるために,軸流ファンのサイズを小さくしようとしましたが,十分な冷却性能が得られないことがわかったのです。」(E氏)
業務用のIH調理器は,磁界発生コイルが発生する熱を効率よく冷却する必要があります。製品の故障はお客さまの店舗の運営に支障をきたし,売上減少にも直結してしまいます。
新モデル開発を成功させるためにも,十分な性能を持ったファンを見つけ出す必要がありました。