
解決事例
デジタルサイネージの薄型化で熱対策が課題に…
高静圧な「防水遠心ファン」で屋外設置もクリア!
電機メーカー H社(従業員数:約1,000名)
屋外看板も従来の看板からデジタルサイネージへの置き換えが進んでいます。そのようななか,H社では屋外設置でき,現行の機種より薄型化されたデジタルサイネージの新機種を開発するプロジェクトが発足しました。担当エンジニアのK氏は次のように語ります。
「デジタルサイネージには光源があるので装置内部は非常に高温になります。もともとは狭い装置内での高熱光源を冷却するために軸流ファンを採用していました。しかし,本体の厚みを薄型化することで装置内部の空気の対流が悪くなり,現行の軸流ファンでは冷却性能が足りなくなっていました。
新機種の実装スペースはさらに条件が厳しくなるので,現行の軸流ファンによる冷却に限界を感じていました。また新機種は屋外設置もできるモデルのため,雨天時に問題なく使用できる防水性能も必要でした。」
K氏は条件に適した軸流ファンを探しましたが,サイズ・冷却性能・防水性能の条件をすべて満たすファンが見つからず,途方に暮れるばかりでした。