
解決事例
自動仕分け装置にサーボモータも搭載するが,ノウハウがなく…
モータとアンプの容量を最適化し,コストダウンを実現!
食品搬送装置メーカーB社 (従業員数:約200名)
食品搬送装置メーカーB社では,自動仕分け装置の新製品開発に取り組んでいました。新製品ではサーボモータを使用する方向となり,開発部門のS氏は手探り状態で開発を進めました。
「食品業界では自動化のニーズが高く,装置には常にサイクルタイムの向上が求められています。同時にコストが重視されるので,位置決めが必要な場合には,コストメリットのあるステッピングモータを使用しています。しかし,今回の新製品は大きな食材を扱うため,トルクの大きなサーボモータを使うことになりました。ステッピングモータなら,今まで扱ってきた経験でノウハウが蓄積されていますが,サーボモータに関しては,使った経験が乏しかったため,詳しい開発担当者はいませんでした。」(S氏)
試行錯誤の末,試作装置を完成させたのですが,適切なモータを選定できているのかが分かりませんでした。S氏はモータのメーカーにアドバイスを求めました。
「今回の新製品は,食品を仕分けるだけなので,複雑な動きは必要ありません。サーボモータを採用することによって,コストが高くなってしまいますが,なるべく余計な機能は削ぎ落として,安価なシステムを組みたかったのです。また,食品を扱う装置のため,装置を洗浄する必要があり,モータの防水性も必須条件となります。
そこで,試作装置に搭載したモータのメーカーに,アドバイスを求めたのですが,カタログに載っている内容しか教えてもらえず…困ってしまいました。」(S氏)