各地で頻発している地震や台風などの自然災害による「停電」や「瞬停」(*)といった電源トラブルへの関心は,企業のみならず民間でも高まっています。しかしながら,必要性は理解しているが対策を取っていない,あるいは対策の方法がわからない,といったケースが多いようです。
* 瞬停(瞬時停電)送電線などの故障や障害により,瞬間的に停電が起こる現象。
※詳しくは停電の基礎知識と対策:停電の種類と「瞬停・瞬低・瞬断」とは?
医療用機器商社のE社は,取引先のクリニック(眼科)の院長より,停電や瞬停時の対策について相談を受けていました。E社営業統括部のD氏はこう語ります。
「お客さまのクリニックがある地域は落雷が多いため,ときどき停電や瞬停が発生していました。もし白内障などの施術中に照明や医療機器が落ちてしまうと施術を中断せざるを得ません。これは患者さんに不安を与えるだけでなく,重大な医療事故につながるリスク要因です。これまで,停電や瞬停にはずっと悩ませられてきましたが,具体的な対策は取られていなかったと伺いました。」(D氏)
ところがその後,施術中の瞬停が実際に発生しました。短時間だったため重大な問題はありませんでしたが,患者さんに不安を与えてしまいました。停電対策を導入すると決心し,E社へ相談することにしました。
「お客さまからいろいろお話を伺い,対策としてはUPSの設置が有効であると考えました。小規模なクリニックでは,設置スペースが限られるので小容量のUPSを提案しました。
しかし,停電が起こっても施術を無事に終了させるためには,長時間の電源バックアップが必要です。バッテリが大きくなり,装置の設置スペースを確保しなければなりません。さらに,数年使用した後に必要となるバッテリ交換の業者立ち合いやメンテナンス費用なども,課題になっていました。」(D氏)
D氏は,お客さまの希望を満足できる情報を持っていなかったため,至急情報収集を始めることにしました。
D氏は,以前に採用実績があった山洋電気に,同クリニックに最適なUPSについて相談しました。
山洋電気の担当者は,D氏より課題をヒアリングしたうえで,無停電電源装置「SANUPS A11K-Li」を提案。
「提案していただいた『SANUPS A11K-Li』は,停電を検知した瞬間に無瞬断でバッテリ運転に切り替わり,電源の供給を継続できます。さらに,リチウムイオン電池を搭載しているので,小型で長時間のバックアップも実現できるそうです。これなら,施術中に停電や瞬停が起きても患者さんに不安を与えずに施術をおこなうことができます。小規模な同クリニックに最適な提案だと思いました。」(D氏)
UPSの性能に満足したD氏は,さっそく相談を受けていたクリニックに「SANUPS A11K-Li」を提案。クリニックの院長は,D氏の詳細な説明により有効性を理解し,導入を決断しました。
「リチウムイオン電池が採用されているため,鉛蓄電池のようなバッテリ交換が不要とのことを説明しました。10年間メンテナンスフリーという点が導入決定を後押ししました。さらに,実際に設置してみるとコンパクトで,面倒な工事も必要なく,コンセントにつなぐだけで作業が完了しました。」(D氏)
その後,院長からは,「安心して施術をおこなえるようになった」というお言葉をいただきました。 「お客さまに最適な提案をすることができました。山洋電気には引き続きサポートをお願いしたいと思います。」(D氏)
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