サイズや使用環境によって異なりますが,一般的には「10年~15年」がパワーコンディショナの寿命と言われています。
しかし設置後7~8年経過してくるころには,使用している部品の劣化が徐々に進み,故障発生の確率が高くなることが想定されます。また,取扱説明書の記載どおりに施工されていない,不適切な環境に設置されている,定期点検が実施されていない,など適切にご使用されていない場合は,故障の発生する確率が著しく高くなります。
さらにメーカー保証などの期限が10年に設定されている場合には,それ以降,万が一故障が発生した場合には,修理費が購入者負担になるなどの懸念もございます。
20年間のFIT(固定価格買取制度)を利用して太陽光発電システムを導入されている場合は,折り返しの「10年」という節目で,パワーコンディショナの買い替えを検討される時期かもしれません。
9.9kWと10kW・壁掛け・絶縁タイプのパワーコンディショナです。
・防水,防塵性:保護等級IP65※1。シェルタ不要で屋外に設置できます。
・塩害対策:塩水噴霧試験(IEC60068-2-52 厳しさ6)を実施しているため,海岸線から500m以上離れた地域で設置可能です。
・広範囲の使用温度環境:一部製品を除き,-25℃~+60℃の環境化で使用できます。※2
※1 保護等級は製品によって異なります。それぞれの仕様書をご覧ください。
※2 直射日光が当たる場所に設置する場合は,オプションのウェザーシェルタをご使用ください。
・クラウドサービス「SANUPS NET」を使用いただくことによって,パソコン,スマートフォンからの遠隔監視が可能です。
ラインアップはカタログサイトからご覧ください。
FIT(固定価格買取制度)とは,2012年7月1日にスタートした,再生可能エネルギーで発電した電気を,電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度です。2023年現在では,固定買取価格を約束する20年の,約半分が経過しました。
具体的には,以下のような仕組みで運用されています。
・発電所を設置する人が,発電量や設備の種類に応じた固定価格で,電力会社に電力を売る。
・この固定価格は,20年間変わらずに保たれる。
・電力会社は、FITに基づく買取価格を、電気料金に上乗せして家庭や企業に売る。
この制度では「発電所を設置した人は,20年間安定した価格で電力を売り続けることができる」というメリットがあり,2010年代にはメガソーラーだけでなく,個人での太陽光発電システムも,非常に多くの導入が進みました。
ラインアップはカタログサイトからご覧ください。
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