
解決事例
画像診断装置の位置ズレ・騒音の原因が特定できない…
原因の特定から解決方法まで,新規参入をサポート!
医療機器メーカーA社 (従業員数:約50名)
画像処理用ソフトウェアの開発をおこなうA社は,画像解析の技術を生かし,医療用画像診断装置の開発を開始しました。まずは他社の装置を参考にしながら試作機を完成させましたが,装置の評価をおこなうなかで,2つの課題に直面しました。
製品開発部のM氏は,この課題について次のように語ります。
「ハードウェアの開発は初めてなので,他社装置を参考して製作に取り掛かりましたが,何回も撮影を繰り返すうちに,撮影画像にブレが生じることがありました。原因を調査した結果,どうやら撮影機構部分に位置ズレが発生しているようでした。参考にした装置との仕組みは変わらないので,なにが原因でズレが発生してしまうのかが分かりませんでした。」
さらに,騒音についても課題となっていました。
「他社装置にはない騒音が発生したのです。患者さんのそばで使用する装置なので,不快に感じる騒音が出るのは好ましくありません。しかし,開発の経験やノウハウも少ないなかで,騒音の原因を特定するのも難しく,困り果てていました。」(M氏)
M氏は撮影画像のブレや騒音の発生原因を特定するため,試作品の細部まで点検をおこないました。しかし,原因の特定には至らず,開発スケジュールは遅れる一方でした。