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解決事例
日系工業団地で起こる停電や瞬低の影響を避けたい…

電力消費量も1/3に!日系メーカーを納得させた「SANUPS E23A」

機械系商社 B社(従業員数:約200名)

Problem
課題・問題

日系メーカーの東南アジア諸国への進出を後押ししているのが日系工業団地の存在です。日系工業団地は,電源仕様など日本に近い設置環境が整備されており,工業団地の運営も日系商社が主導しているため,日系メーカーが参入しやすい環境が整っています。

工業団地で頻繁に起こる停電や瞬低が,加工不良や発火に繋がる恐れも

機械系商社B社は,東南アジア諸国へ進出した日系メーカーに工作機械などを供給しています。そのようななか,B社は現地の取引先メーカーより生産ラインが突然ストップするという不具合の相談を受けました。海外事業部の部長D氏はこう説明します。

「日系工業団地には,日本と同じ電源仕様が導入され,日本の装置も数多く使用されています。しかし,東南アジアの電源事情は日本よりも不安定なため,停電や瞬低などの電源トラブルが頻繁に起こります。工場団地の生産ラインにある加熱・精密加工の工程では,瞬間的な電源トラブルが加工不良につながります。さらに最悪の場合,発煙や発火の恐れもあります。」

生産ラインにUPSを設置したいが,電力消費が大きく,運用コストがネックに

そこでB社は,UPS(無停電電源装置)の導入により電力を安定供給することを提案しましたが,メーカーの担当者は難色を示します。

「工場は高度に自動化されているにもかかわらず,電源トラブル対策には,突然の電源異常に対処する人員がライン監視しているだけでした。また,UPSの存在は知っていましたが,生産ラインに導入すると電力消費に伴う運用コストがネックとなるとの理由で,断念した経緯があります。」(D氏)

課題
  • 工業団地で発生する停電や瞬低が,加工不良や発火などに繋がる恐れ。
  • 生産ラインにUPSを設置したいが,電力消費が大きく運用コストがネックに。
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