
私たちが多くの時間を過ごすオフィスや住宅では,空調や換気によって快適な環境が保たれています。
こうした空調・換気システムにおいて,ファンは重要な役割を担っており,用途に応じて適切なファンを選ぶことが欠かせません。
本記事では,空調・換気に求められるファンの特性,オフィスにおける具体的な使用シーン,そして使用されるファンの種類について解説します。
オフィスのどような場所にファンが使われているのか,見ていきましょう。
オフィスや住宅で導入される空調・換気システムにおいて,ファンの静音性は非常に重要な要素です。
たとえばオフィスでは,業務に集中するために静かな環境が求められます。ファンの音が大きいと,作業効率が低下したり,ストレスの原因になったりすることもあります。
静音性に優れたファンを選定することが,快適で生産性の高い空間づくりにつながります。
窓枠や浴室など,水分が多い場所で使用する換気システムには,防水性能を備えたファンが求められます。
水がかかる環境でも安心して使用できる防水ファンを採用することで,信頼性向上につながります。
オフィスでは空調・換気システムを長時間使用することが多く,電力消費の抑制が重要な課題となります。
消費電力を抑えたファンを選ぶことで,コスト削減に加え,環境負荷の軽減にも貢献し,持続可能な社会の実現にもつながります。
高い送風性能でありながら低騒音・低消費電力を実現。□60~140㎜まで幅広くラインアップしています。
優れた防水・防塵性能を備えたブロアです。静圧が高いため,通風抵抗の高い装置の吸排気に適しています。
PWM信号を使って逆風方向と回転速度のコントロールが可能。1台で風向を切り替えられるため,コスト削減と省スペースに貢献します。
監修:山洋電気株式会社 営業本部 San Aceグループ グループ長 植木 竜司
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