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山洋教室
ファンの基礎知識「1時間目」

ファンはどこに使われているの?

ファンと聞くと,いたるところで使われている扇風機や換気扇を思い浮かべる人が多いと思います。これらもファンの一種で,体感温度を下げることや換気を目的としたファンです。一方,目に付かないところで世の中の役に立っているファンもあります。それが私たちの身の回りにある機器や装置の中に取り付けられている,物を冷やしたり,風を送ったりするためのファンです。
このコーナーでは,装置に最適なファンを選ぶために必要な基礎知識を学んでいきましょう。

ファンの役割

製品画像

近年では機器の性能の向上にともない私たちの生活はどんどん便利になっています。しかし,機器の性能が向上するにつれて,機器内部の集積化が進み,仕事量や発熱量も増大します。人間と同じように,運動をたくさんするとその分熱くなるのです。この熱をそのまま放置すると装置が故障したり,寿命が短くなったりしてしまいます。そこで,熱を逃がし温度を下げるのに使われるのがファンです。
多くの場合,ファンは目立たないところに取り付けられており,人知れず機器内部を冷やし続けています。見えないところで私たちの生活を支える縁の下の力持ちなのです。

日常生活の中にも

例えば,私たちの日常生活でよく利用するコンビニの中でも,ファンはたくさん使われています。まず,コンビニでは当たり前となったATMです。ATM内部の制御回路は,熱で誤動作したり故障したりしないように,ファンによる冷却がおこなわれています。同じ用途で,レジ(POSシステム)や監視カメラにもファンが使われています。次に,コピー機の中のファンは排熱以外に,風で紙を1枚ずつ送ったり,印刷したインクを乾燥したりするためにも使用されています。他にも,食べ物や飲み物が入っているショーケースでは,内部の温度にムラが出ないよう,空気を循環させる目的でファンを使っています。

監視カメラ,コピー機,ATM,ショーケース,レジ(POSシステム)

このように,とてもシンプルに見えるファンですが,実は用途に応じてさまざまな種類があって奥が深いです。適切な使い方をしないと,ファンの性能を十分に発揮できず,騒音などのトラブルの原因になる場合もあります。このコーナーを通し,ファンの特長や性能を一緒に学びながら,ファンを使いこなせるようになりましょう。

監修:山洋電気株式会社 クーリングシステム設計部

公開日:

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